一つのコネクタで複数の異なるゾーンを利用できますか。

一つのコネクタでゾーンAとゾーンCを利用したい、などの場合、TagVLANという技術を使うことで実現できます。
HINETでは「仮想コネクタ」と呼んでいます。

手順としては概ね以下のようになります。
(1)部局担当者で該当コネクタの仮想化を申請
(2)仮想化された各コネクタにゾーン申請を設定
(3)TagVLAN対応のスイッチを用意し、各VLANIDを正しく設定しコネクタに接続する

TagVLAN対応スイッチは指定されたVLANIDを正しく設定する必要があります。
上流のコネクタ側は各VLANがTag付きで混在、利用する下流側はそれぞれTagなしで設定、
というのが基本的な設定です。
ゾーンA、ゾーンBではVLANIDは申請システムに明示されています。
ゾーンCではゾーンIDがVLANIDです。

HINETでは「1-3999」のVLANIDが利用されますので、対応するスイッチをご用意いただく必要があります。
ひとつの物理コネクタに対して設定可能な仮想コネクタの最大数は「8」です。

TagVLANの知識、対応するスイッチの購入、設定などが必要となりますので、対応が難しい場合はゾーンごとに物理コネクタを設けることをお勧めします。